社会学と人類学 〈1〉

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社会学と人類学 〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 405p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335560101
  • NDC分類 389
  • Cコード C1036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

10
本書には「呪術の一般理論の素描」と「贈与論」を収められている(単行された「贈与論」はレビュー済み)。政治、経済、社会等専門化した学では捉え難い「全体的」な社会現象として呪術を扱う前半の論では、様々な民俗資料を辿り宗教との違いから呪術の説明を試みる。が、呪術は全体的ゆえに説明から逃れる。そこで呪術を3要素(呪術師、呪術儀礼、呪術表象)に構造化した著者は、呪術行為(接触、類似、対立)と自然を因果関係で結び、世界をマナ(力)の充満と捉えようとする。この過程が構造主義の萌芽を思わせる。(序文:レヴィ=ストロース)2024/02/20

mittsko

1
かの有名な『贈与論』(1924年公刊)と マナ論などを含む『呪術論』(02年公刊)とを収めた一冊 ここ10年ほどだろうか、日本でもモースの再評価が始まっている 「古典」の扱いを受けてきた彼の諸著作、それは正当なことだが いきおい、各種教科書における要約と要点抜き出しと その再生産ばかりが氾濫してしまい 邦訳ですら原著が読まれなくなっている(そんな「古典」の運命) しかし、やはり原著は力がちがう! どれだけ多くのことが、どれだけ複雑に、しかして冒険的に、明瞭に書かれていることか… これもそんな一冊だ2013/06/07

ULTRA LUCKY SEVEN

0
「贈与論」が有名ですが、「呪術の一般理論素描」が最高です。2011/02/16

Kanou Hikaru

0
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