出版社内容情報
日本人の魂の聖地・伊勢神宮を、三好和義の瑞々しい写真と、作家や詩人の珠玉のエッセイで紹介するシリーズ第一作。信仰の営みや神宮域の景観を迫力の撮り下ろし。
内容説明
「お伊勢さん」の名で親しまれる伊勢神宮の奥深い世界をみずみずしい景観や厳かな祭礼を記録した写真、注目の執筆陣の解説で紹介します。
目次
神々の物語
カラー図版 伊勢神宮の神域
神宮の宝物「御装束神宝」
年間行事・祭礼
「伊勢の永遠性」
「一年のはじまり」
「私の好きな参拝の道」
神宮の古儀は語る
神宮の建築
神宮の宝物
年間行事・祭礼案内
周辺散策の案内
第六十一回式年遷宮略年表
著者等紹介
三好和義[ミヨシカズヨシ]
写真家。1958年、徳島県に生まれる。1981年、東海大学文学部広報学科を卒業。同年、株式会社楽園を設立し、タヒチ、モルディブ、南極からチベットまで、世界各地で「楽園」をテーマに撮影をつづける。1985年、写真集『RAKUEN』(小学館)で木村伊兵衛賞を当時最年少の27歳で受賞
岡野弘彦[オカノヒロヒコ]
歌人・日本芸術院会員・国学院大学名誉教授。1924年、三重県に生まれる。神宮皇学館普通科を経て、国学院大学国文科を卒業。折口信夫の家にあって教えをうける。歌集『天の鶴群』(不識書院)で読売文学賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるわか
10
何事のおはしますをば知らねどもかたじけなさの涙ごぼるる(西行)/何の木の花とはしらず匂かな(芭蕉)/わが背子を大和へやるとさ夜ふけてあかとき露にわが立ち濡れし:ふたり行けど行き過ぎがたき秋山をいかにか君がひとり越ゆらむ(大伯皇女)/君や来し、われや行きけむ、思ほえず。夢か現か寝てかさめてか(伝在原業平):かきくらす心の闇にまどひにき。夢うつつとは今夜さだめよ(伝恬子内親王)2023/06/19
りきにうす
0
伊勢の神宮の写真集といったところか。御遷宮以来参拝していないが、今度は大切な出来事があった時にお礼参りに行けるといいなと考えている。もちろんモーニングにハットという礼装で正式参拝したいところだ。 そもそも、天皇陛下や皇族方が礼装で参拝しなければならないような神社に庶民が普段着で参拝するというのも変な感じではあるが。まあ、神社という場所が親しみやすい場所として見られるというのはいいことなのかもしれないが。大声でげらげらと笑いながら参道を闊歩するおばさん方を見ると如何なものかと思ってしまう。
5
0
石原慎太郎氏のちょこっと記事がシニカルに笑えた。この本のメインが後の『伊勢神宮のこころ、式年遷宮の意味』へと膨らむ。2012/07/16
misui
0
毎日の神事の内容など。2009/09/02