内容説明
セルフヒーリングのテクニック。だれも最初から聖女だったのではない。病や不安に「生」の意味を自らの力で取り戻した者が聖女になるのだ。希望を糧に抑圧の格子をスルリとくぐりぬけた四人の聖女の物語。
目次
コレットの春
シャンタルの夏
テレーズの秋
マダム・Rの冬
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
garth
3
ルクリューズという存在。「タイスは、昼は燃える太陽に熱せられ夜は氷のように冷える独房で、排泄物の山を背にしてすわりながら自分のおかしたすべての罪を思いながら泣いて過ごしたのだと司祭に言った」2014/06/02
kobako
0
聖女という同じカテゴリーにも、幅広い生き方があるなー。清らかな女性像とはちょっと言えない、普通の女の人たちが信仰という世界の中でどのように名をあげていったのか、と言う。こういう特殊な世界の中だKらこそ、女性であっても名をあげられたんだろうな。2016/01/18