内容説明
それぞれの文化の伝統と生態系に根ざした、多様な発展としての内発的発展論を、国際的視野・学際的考察から追究、構築する画期的な研究書。社会学の基本図書。
目次
第1部 原型理論(内発的発展論へむけて;内発的発展論の系譜;内発的発展論の原型―費孝通と柳田国男の比較;内発的発展と模式論)
第2部 事例研究(水俣病多発部落の構造変化と人間群像―自然破壊から内発的発展へ;アジアにおける内発的発展の多様な発現形態―タイ・日本・中国の事例;中国農民企業家にみられるキー・パースン;ヴァヌアツの印象―内発的発展の可能性について考える)
第3部 アニミズム・エコロジー(アニミズムと科学;エコロジーの世界観)