出版社内容情報
小中高まで広がる実態と予防、早期発見、対応、被虐待児や虐待してしまった親の支援のポイント。
目次
第1章 学校で虐待に気づくとき―養護教諭・臨床心理士からの報告(子どもが漏らしたけがの理由をきっかけに―父親がわりの同居人による暴力を受けた充君(小四)のばあい
何気ない行動の中にあるサインを糸口に―養育里親からの過度の監視、暴力を受けた中一女子・由美のばあい ほか)
第2章 児童虐待 なにが虐待か、どう支援できるか―弁護士の立場から(虐待とは?;虐待を理解するために―四つのステージにおける課題と支援 ほか)
第3章 被虐待児のSOSサインとケア―医師の立場から(虐待はこんなところにあらわれる;虐待にはレベル(進行段階)がある ほか)
第4章 虐待をしてしまった大人の立ち直りへの支援―NPOから(立ち直るきっかけ;子どもの虐待防止ネットワーク・あいち(CAPNA)について ほか)
著者等紹介
渡辺久子[ワタナベヒサコ]
1973年、慶応義塾大学医学部卒業。小児科、精神科、神経内科、精神分析を学び、専門は小児精神科医学、精神分析学、乳幼児精神医学。現在、慶応義塾大学病院小児科の精神保健外来において、自閉症、思春期やせ症、虐待、生殖補助医療で生まれた子ども、親と離別死した子どもなど、現代の社会的ストレスに苦しむ子どもたちの診療を行なっている
岩城正光[イワキマサテル]
中央大学大学院博士課程(商事法)を修了し、愛知県弁護士会に登録。1995年に「子どもの虐待防止ネットワーク・あいち」(CAPNA)を設立し、2002年6月に理事長に就任。2002年9月に「DV弁護士ネットワーク・あいち」を設立し代表に就任。家族支援・子どもの自立支援など、家族問題を専門とする弁護士活動を展開
酒井道子[サカイミチコ]
臨床心理士。小児療育相談センター、横浜市南部地域療育センターを経て、慶応義塾大学病院小児科(非常勤嘱託)、クリニック・かとう(非常勤)に勤務。大学院卒業後、一貫して児童臨床の現場で仕事をしている
小久保裕美[コクボヒロミ]
NPO法人こどもの虐待防止ネットワーク・あいち(CAPNA)副理事長、東海学園大学人間健康学部専任講師、精神保健福祉士。1952年鳥取県生まれ。専門は社会福祉援助技術論
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