出版社内容情報
今世紀最初の前衛運動であり、現在に至るまで様々な表現活動に多大な影響を与え続ける表現主義・ダダ。第一次世界大戦前後の混沌の渦の中花開いたモダニズムが「変容」する様をたどり、文学・演劇・美術・建築など広範な作品群を、原文を交えて豊富な解説で読み解く。図版多数。
内容説明
今世紀最初の前衛運動表現主義・ダダ。その「変容」をたどる。斯界の第一人者が対訳と豊富な解説で読みとく。図版多数・年表付。
目次
1 第1次世界大戦前(表現主義絵画;表現主義の詩 ほか)
2 第1次世界大戦中(メーリングの前衛志向と移行期の詩人シュトラム;ハンス・ヨースト―表現主義からナチへ ほか)
3 第1次世界大戦後(表現主義の変貌;ダダの突進)
4 両極化―ナチと亡命(アルノルト・ブロンネン『O.S.』;シュヴィッタース『原音ソナタ』―音声と視覚の交響曲;フリッツ・ラング『怪人マブゼ博士』―1933禁止)