出版社内容情報
奉公人久松を中に主人の娘お染と許婚お光が義理を立て合う「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)」、継子の俊徳丸に不義をしかけたと見せた玉手御前が自らの血で継子を救う「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」、義経軍功の陰に忠節や愛を貫く人々と戦いに巻きこまれた庶民の哀切を描く「ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)」。それぞれ独自の魅力で人気の高い、異色の自己犠牲三傑作。
内容説明
奉公人久松を中に主人の娘お染と許婚お光が義理を立て合う歌祭文、継子の俊徳丸に不義をしかけたと見せた玉手御前が自らの血で継子を救う合邦、義経軍功の陰に忠節や愛を貫く人々と戦いに巻きこまれた庶民の哀切を描く盛衰記。それぞれ独自の魅力で人気の高い、異色の自己犠牲三傑作。
目次
新版歌祭文
摂州合邦辻
ひらかな盛衰記
著者等紹介
織田紘二[オリタコウジ]
1945年北海道生まれ。1967年国学院大学文学部日本文学科卒、同年国立劇場芸能部制作室に入室。以来歌舞伎・新派・古典芸能の制作・演出にたずさわる。1991年ジャパン・フェスティバル英国公演「葉武列土倭錦絵」の脚本・演出を担当。演劇・舞踊の台本・演出も手がける。1998年日本演劇協会賞受賞。現在、国立劇場調査養成部部長、国学院大学文学部講師、日本演劇協会専務理事、日本芸能学会常任理事
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