PHP新書<br> 学ぶ意欲の心理学

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学ぶ意欲の心理学

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569618357
  • NDC分類 141.72
  • Cコード C0211

出版社内容情報

勉強や仕事のやる気を高め維持する方法とは。

心理学の動機づけ理論を紹介しながら、勉強や仕事のやる気を高め、維持する方法をアドバイス。和田秀樹氏、苅谷剛彦氏との対談も収録。

勉強を強制するのでなく、子どもの自主性を尊重する日本の学校教育の方針は、世界の潮流に逆行しているのか? 教育施策の決定に影響力をもつ教育心理学が「自律的な個人」をモデルにすることで、社会階層差の拡大など社会全体のマクロな問題が見過ごされてしまうのか? これら最近の教育改革をめぐる議論を考えるために重要な鍵になるのは「やる気」すなわち「動機づけ」の捉え方である。

▼本書では心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れのコンパクトな解説に加えて、勉強方法との関係、文部科学省による学習指導要領などの問題点をめぐる、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏との徹底討論も収録。

▼さらには「充実・訓練・実用・関係・自尊・報酬」の六つのポイントから「やる気」の志向を分類する著者独自のモデルも紹介されており、私たち一人一人が勉強や仕事への「やる気」を高めて維持するためにも、大いに参考になる内容である。

●第1章 動機づけの心理学を展望する 
●第2章 和田秀樹氏との討論 
●第3章 苅谷剛彦氏との討論 
●第4章 自分のやる気を引き出す環境づくりと意識づくり

内容説明

子どもの自主性を尊重する日本の教育は世界の潮流に逆行しているのか?教育心理学が「自律的な個人」をモデルにすることで、社会階層差の拡大などマクロな問題が見過ごされてしまうのか?本書では、心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れを踏まえ、最近の教育改革をめぐる論点を、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏と徹底討論。人間の「やる気」を考えるための新しい枠組みを提示する。学ぶ意欲、働く意欲など、私たち一人一人の「やる気」を引き出すヒントも見つかる一冊。

目次

第1章 動機づけの心理学を展望する(職場における動機づけ;基礎心理学での古典的研究;動機づけ研究の展開;学習動機の二要因モデル;Q&A)
第2章 和田秀樹氏との討論(内発と外発をめぐって;勉強法と動機づけを考える;ひとこと言いたい三つの話;和田秀樹氏との対談)
第3章 苅谷剛彦氏との討論(苅谷論文は何を主張しているのか;教育心理学からの釈明と反論;教育心理学からの釈明と反論;教育心理学の見直しをどうはかるか;苅谷剛彦氏との対談)
第4章 自分のやる気を引き出す環境づくりと意識づくり(第一ステップ―内容分離的動機から入る;第二ステップ―内容関与的動機を高める;第三ステップ―二要因モデルを越えて;Q&A)

著者等紹介

市川伸一[イチカワシンイチ]
1953年東京生まれ。東京大学文学部心理学専修課程卒業。文学博士。埼玉大学、東京工業大学を経て、現在、東京大学教育学研究科教授。日本教育心理学会理事長、文部科学省中央教育審議会臨時委員等を務める。専攻は認知心理学・教育心理学で、認知理論と教育実践を結ぶ仕事に関心がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

38
どうやって学習意欲を高めるかについて知りたかったから読んだ。わかったこと。(1)学習者が安心して学習に取り組める環境をつくる(2)報酬型は、入門期には有効だが、重点がおかれすぎるとマイナスになる(3)自分で目標を立て、達成させる方法は有効(4)学習の意義を認識させる2014/05/27

Yuma Usui

29
学習動機を外発的動機と内発的動機の2分類から一歩進めて、2軸の6分類で展開する「二要因モデル」を中心に教育心理学について解説。学習の内容を重視する動機として「学習内容の重要性」、学習による報酬を重視する動機として「学習の功利性」に着目している。内容重要性が高い場合は「充実志向」「訓練志向」「実用志向」、低い場合は「関係志向」「自尊志向」「報酬志向」と分類できる。一つの動機だけでなく複数の動機を持つことが学習効果向上の鍵となる。自分や他人の学習意欲を分析して継続を促す手段を考えるのに参考にできそう。2020/04/01

morinokazedayori

24
★★★★著者は学ぶ動機づけを二つの要因モデルで解説している。学ぶことを手段として報酬や名誉を得るための外発的動機、学ぶことそのものを目的とする内発的動機。人、目的、対象によって動機を使い分ける必要がある。1章4章は著者の持論が展開され、学ぶところが多い。2章3章は、脳医学者和田秀樹、教育学者苅谷剛彦との対談。2018/02/04

テディ

20
意欲を持つ仕組みを学べました。自発的な意欲。やりたいという気持ちは外側からの影響よりも、自分の内側に持っていた方がいい。がんばります。2015/05/13

カッパ

15
今の私にはなぜか難しかった。しかし、結局は内的や外的のどたならに目を向ければいいかは難しい。 やらせると深まらない。しかしほっとくと差が出る。やらないなど、、、個別性もね、、、。病的レベルのやる気のなさもあるようだ。2018/07/11

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