出版社内容情報
面白い。さまざまの分野の認知科学者が共同で書いた脳の情報処理の話。サブタイトルに「人が二秒間でできること」とあるが、人の脳は二秒間でたいていのことをやってしまうのである。二秒は二千ミリ秒だが、脳の情報処理のほとんどは、数十ミリ秒から二、三百ミリ秒でなされる.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』355頁、より)
内容説明
人は一瞬に何ができるのか?人が瞬間に行う認知・判断・行動のメカニズムを解明。その知見をふまえて編み出された瞬間情報処理最適化のコツを伝授する。
目次
1部 瞬間情報処理の認知特性(二秒間に起こる見えの世界―視覚情報処理;瞬時の音の世界―聴覚情報処理;一瞬の判断の世界―瞬間的判断過程;瞬時的センサーとしての情動の世界―情動のメカニズム ほか)
2部 瞬間情報処理の質を高めるコツ(一目でわからせる文書設計のコツ―認知表現学;一気に読める量を増やすコツ―速読心理学;二秒で伝える広告設計のコツ―広告心理学;とっさの購買行動を引き出すコツ―消費者心理学 ほか)
著者等紹介
遠藤利彦[エンドウトシヒコ]
九州大学大学院人間環境学研究院。執筆担当に「瞬間情報処理の心理学」がある
加藤象二郎[カトウゾウジロウ]
愛知みずほ大学人間科学部。執筆担当に「瞬間情報処理の心理学」がある
谷敏一[タニトシカズ]
博報堂研究開発局。執筆担当に「瞬間情報処理の心理学」がある
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