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チェコ・アヴァンギャルド―ブックデザインにみる文芸運動小史

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  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582833324
  • NDC分類 702.34
  • Cコード C0098

内容説明

ダイナミックな交流を俯瞰し、生活とアートの詩的統合を目指した運動に、今にいたるチェコ・カルチャーの魅力の源流を探る。当時の雑誌・本など、カラー図版200点収録。

目次

立体表現主義の誕生―パリ・ベルリン・プラハ
イタリア未来派の受容―ミラノ・パリ・プラハ
デヴィエトスィルの結成―プラハ
ダダの闖入―ベルリン・プラハ・ザーグレブ
ベルリン未来派の旋風―ベルリン・プラハ
ハンガリー行動主義の流入―ブダペシュト・ウィーン・プラハ
「構成主義=ポエティスム」の展開―プラハ・ブルノ
バウハウスとの協働―ワイマール・プラハ・ブルノ
シュルレアリスムとの共闘―パリ・プラハ・モスクワ
日本における「チェコ・アヴァンギャルド」

著者等紹介

西野嘉章[ニシノヨシアキ]
1952年生まれ。1984年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。弘前大学助教授を経て、現在東京大学総合研究博物館教授。博物館工学・美術史学専攻、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

兎乃

20
ソチ•オリンピック開幕式で ロシア•アバンギャルドのド迫力群舞のワンシーンがあり、また チェコ選手団の公式ユニのデザインが1番気に入ったので、手に取った一冊。赤と黒。美しい図版。瞬発。反射。2014/03/04

にかの

1
2つの世界大戦の間、いわゆる戦間期は既存の枠組みが崩れ、無から新が生まれる時代だった。その間でチェコにおいて生まれた潮流である「ダダ」。ダダの直訳は「ここそこ」すなわち狭義の意味でのスタイルを持たず、新しい形を作り出そうとする動きである。アヴァンギャルドとは「先鋭」「前線」の意を持ち、枠組を持たない時代の中で前衛となる新しい形を生み出す試みこそチェコ・アヴァンギャルドなのだ。共産主義、ファシズム、戦争、という波の中に雲散霧消した、つかの間のひと時の一瞬の爆発は、今もデザインとして我々の中に残っている。2013/11/20

親橋白金(実は加藤國康)

0
道を外れる。字の「視覚の文法」を覆す。そうしてなった華麗なブックデザインの図版。そこには赤と黒の暴虐さが氾濫している。2008/10/15

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