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精神科医からのメッセージ
トラウマと未来―精神医学における心的因果性

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585052722
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0047

内容説明

フロイトはトラウマやPTSDなど「心的外傷」の問題を人間共通の「心の構造」を解く鍵として提示した。この視点を足がかりに、最新の脳科学、ベンヤミンやラカンの論考を踏まえ、「外なる臓器」としての「シニフィアンの体系」という概念を通してトラウマの真の機能に迫る。

目次

第1章 心的因果性という不思議(トラウマ;鉄道脊椎 ほか)
第2章 脳と心的因果性(「自由」な選択と脳;記憶 ほか)
第3章 「外なる臓器」とW.ベンヤミン(倫理の次元、「Che vuoi?」;“他者”の「謎」と憂うつ、不安 ほか)
第4章 心的因果性における「不安」と「うつ」(フラジリズモ;今日のエディプスは「うざい」と言うか? ほか)
第5章 フロイトの一九一三年(科学すること、信仰すること、精神を病むこと;偶像と芸術 ほか)

著者等紹介

鈴木国文[スズキクニフミ]
1952年生まれ。名古屋大学医学部卒業。名古屋大学にて精神科研修の後、静岡県立病院養心荘、松蔭病院の二単科精神病院に勤務。マルセイユ大学病院精神科外人助手、京都大学保健管理センター助手、講師、名古屋大学医学部付属病院講師を経て、1998年より名古屋大学医学部保健学科教授。2001年以降、名古屋大学学生相談総合センター長を併任
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