内容説明
三大奇書全作品に表題目録をつけ、その半数を完全口語訳、評は川柳・狂歌・歌謡等、類句を多く添えた心に残る鑑賞。
目次
1 逸著聞集(陰には陽が;尼さん三題;外道外術 ほか)
2 あなおかし(阿奈遠加志)(もやもやの里;呂の字;指似のはしがき ほか)
3 はこやのひめごと(藐姑射秘言)(妻と情人;客引きと通顔;和尚の濡れ供養 ほか)
著者等紹介
江口孝夫[エグチタカオ]
著述業。千葉市在住。元大学教授。古典の一流作品を鑑賞本位に歩んできたので守備領域が広い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
15
江戸三大奇書、つまり江戸時代のエロ本。正しくは艶本。内容はとても奥ゆかしい。だが所々、しれっと変態じみたことが発生している。女房たちが通る際、ある男がいたずら心で塀の穴からにゅっと出した。和歌を引用し「いつ見ても飽きないわ」など大人な対応をされて、すごすごとひっこめた。あの時代の露出狂もやはり「キャー」が欲しかったのか。今昔物語で美女に振られ続けた平仲が、箱(排泄物)を見ることで思いを断ち切ろうとする話があった。本書にはその続きがあり復讐に成功するが、これは個人的にイマイチ。箱エンドのほうがいい。2023/09/07
南包
2
途中でやめる。つまらないので・・・。2016/02/01
ちっこい まつき
0
初めて知った江戸三大奇書。もう少し色々と知りたいから、研究が進んで本が出ればいいなあと思う。2017/07/22