叢書・ウニベルシタス<br> 象徴としての円―人類の思想・宗教・芸術における表現

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叢書・ウニベルシタス
象徴としての円―人類の思想・宗教・芸術における表現

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  • サイズ B6判/ページ数 177,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588003424
  • NDC分類 701
  • Cコード C1310

出版社内容情報

東西古今の多種多様な《円》の実例を援引し比較象徴研究を試み,人間の生の営為を表現し・伝え,精神史・文化史に重要な役割を果たしてきたその神秘の世界を開く。

内容説明

人類が所有する最も古い象徴のひとつ〈円〉は、太古の昔から現代まで、信仰や思想あるいは芸術や文学のモチーフとして常に繰り返し現われてきた。多種多様な実例を援引し円の比較象徴研究を試みながら、人間の生の営為を表現し・伝え、精神史・文化史に重要な役割を果たしてきたその神秘の世界を開く。

目次

幾何学と現象学と形態学のために
小児の体験世界と造形世界
神の円
世界のすがた
時間と永遠
天と天体
黄泉の国の象徴としての円
原初 調和 全体性
人間と円

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

10
円をめぐる人間の思考についてのカタログ。 象徴についての本ではあるが、象徴とは何かといったことはひとまずおいておいて、円と文化の関係を見ていく。 円の中に神は含まれるのか、それとも円の中心に神は座すのか、縁こそが神であるのか。 同心円と放射などなど、話題は多岐にわたるが、なぜかあまり多くの中心を持つ円の重なりは出てこない。これは一つの円とみなされるからだらろうか。 この本は何かを語るというよりも語るための素材のようである。 2022/10/04

あかふく

1
円の象徴的意味の参考書。小児の教育のために円を用いるという方法ははじめて知った。陣地遊びなどで共同体感覚を養う以上に、円と統制のつながりを利用する。これが大人になったときに、散漫さや矛盾をかわす術につながっていくとのこと。目次は次の通り。「幾何学と現象学と形態学のために」「小児の体験世界と造形世界」「神の円」「世界のすがた」「時間と永遠」「天と天体」「黄泉の国の象徴としての円」「原初 調和 全体性」「人間と円」。2013/10/03

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