出版社内容情報
おんぶした犬がだんだん大きくなって……。こんなことってあるかしら？ ユーモラスで抒情性豊かな「愛」がいっぱいの絵本です。
内容説明
ねている「いぬ」をおんぶして、エッサ、エッサとあるいていると、いぬが、だんだんおおきくなりました。こんなことってあるかしら。やっぱり「いぬのおばけ」ね。あっ、うんち。「うんちのおばけ」。だめよ、だめよ。ついてこないで。長新太のめくるめく抒情とユーモア。こんなことってあるかしら。おんぶしたいぬのうえにまたいぬが…。長新太の「愛」があふれる絵本。
著者等紹介
長新太［チョウシンタ］
１９２７年、東京に生まれる。漫画家としてスタートし、漫画、絵本、挿絵、イラストレーション、童話、エッセイなど幅広い分野で活躍している。絵本、「おしゃべりなたまごやき」（福音館書店）で文芸春秋漫画賞・国際アンデルセン国内賞受賞。「はるですよふくろうおばさん」（講談社出版文化賞絵本賞・講談社）「キャベツくん」（絵本にっぽん賞大賞・文研出版）「ぞうのたまごのたまごやき」（小学館絵画賞・福音館書店）など多数。路傍の石幼少年文学賞、産経児童出版文化賞美術賞、巌谷小波文芸賞、エクソンモービル児童文化賞、紫授褒章をそれぞれ受賞。東京在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
60
娘リクエストで再読。「うんちのおばけ」でウケた。2015/02/08
Kawai Hideki
34
道路に倒れていた犬を背負うとどんどん大きくなって、「重い、重い」と言って運ばなければならなくなる。どうやら犬のおばけらしい。そんな重い犬のおばけを、どうするあてもなく、けれど、打ち捨てることもなく背負って歩く女の子の優しさと強さが良い。日が暮れて、心細くなってくると、犬のおばけは何も言わずにほっぺたをなめてくれる。そして、月の光を浴びると・・・ 道中、「うんちのおばけがついてくる」とか、長新太らしいシュールさはそのままなのだが、とても切なく美しいお話だった。 2013/12/23
ふじ
17
怖い絵本探し中。でも長さんだから怖くない。シュール。倒れた子犬をおぶってあげたら、どんどんでかくなったり増えたり…これはおばけに違いない…という話。最後はちょっと切ない。2016/07/17
けん
16
傷ついた犬を病院に連れて行こうとおんぶしている内にだんだんと犬が大きくなる。おばけかも？と疑いながらも歩みを止めない。おばけすらも助けようとする女の子の優しさが温かいです。2015/12/12
anne＠灯れ松明の火
16
県立で。ホントにおばけだよ、この犬(＠_＠;) 女の子、よくぞ負ぶい続けたもんだ。怖い～(ToT)/~~~2012/07/28
