ピアジェとワロン―個的発想と類的発想

  • ポイントキャンペーン

ピアジェとワロン―個的発想と類的発想

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623024483
  • NDC分類 143
  • Cコード C3011

出版社内容情報

【内容】
ピアジェとワロンは同じ時代,同じフランス語圏にあって同じように発達理論を構築した。けれども2人の理論の相異は相似の部分より圧倒的に大きい。2人が描いてきたものを根底から再検討する。

【目次】
第1部 ピアジェ的世界
第1章 ピアジェにおける認知発達論
1 ピアジェ理論の展開-「知能の誕生」の位置
2 認知機能を軸にした話想領界の一元化
3 ピアジェ的世界の貧困
第2章 ピアジェにおける情意発達論
1 ピアジェにおける情意発達論の出発点
2 情意の発達段階論
3 ピアジェにおける認知と情意
第3章 ピアジェの発達論は何をどこまで捉えたか
1 ピアジェの基本枠組み-シェマ、その同化と調節
2 ピアジェの枠組みからこぼれ落ちるもの
第2部 ワロン的世界
第1章 ワロンの発達論の位置
1 ワロンと時代-状況のなかの子ども
2 ワロンのたどってきた道-身体と時代
第2章 ワロンの身体論
1 諸機能の連関と階層の場としての身体
2 心身二次論を越える発生の場としての身体
3 身体場の構図
4 身体場にあらわれる三つの機能系列
5 ワロンの情動論
第3章 ワロンの発達段階論
1 衝動的運動性の段階
2 情動的段階
3 感覚運動的段階
4 投影的段階
5 ワロン発達論の意味
第3部 二人が描いた世界
第1章 発達段階論というもののイメージ-単線と複線
1 ピアジェが描いた発達の流れ
2 ワロンが描いた発達の流れ
第2章 二人の描いた世界の違い
1 赤ちゃんは自らの個体能力で生きるのか
2 歴史と物語

内容説明

発達理論に大きな足跡を残した二人の巨人をとらえ直す。ピアジェとワロンは同じ時代、同じフランス語圏にあって同じように発達理論を構築した。けれども二人の理論の相異は相似の部分より圧倒的に大きい。段階論を中心に二人が描いてきたものを根底から再検討する。

目次

第1部 ピアジェ的世界(ピアジェにおける認知発達論―『知能の誕生』を軸に;ピアジェにおける情意発達論;ピアジェの発達論は何をどこまで捉えたか)
第2部 ワロン的世界(ワロンの発達論の位置;ワロンの身体論;ワロンの発達段階論)
第3部 二人が描いた世界(発達段階論というもののイメージ―単線と複線;二人の描いた世界の違い)