出版社内容情報
【内容】
さまざまに文化・発展を遂げてきた文化人類学の研究テーマ。どのような問題関心から誕生し、どのような発展をとげて、現在どこまで到達し、どこへ向かおうとしているのか。各分野の第一人者が、文化人類学全体の中で占める位置付け、人間と社会を読み解くための方法とその力を、自身の研究の軌跡とこれからの展望とに重ねて論じる。
【目次】
一 人種・文化・国家
１ 「人種」とアメリカ人類学…………竹沢泰子
２ 多文化主義と国民国家……………綾部恒雄
二 都市・開発・大衆文化
３ 都市に生きる人のための
都市人類学…………………………和崎春日
４ 開発人類学再考……………………玉置泰明
５ 文化人類学と大衆文化……………白石さや
三 ジェンダー・医療
６ ジェンダーの人類学……………宇田川妙子
７ 身体を考える………………………池田光穂
四 政治・教育・歴史
８ 政治人類学の可能性………………嶋田義仁
９ 心理・教育人類学の新しい地平…箕浦康子
10 歴史人類学の課題…………………渡辺公三
目次
第１部 人種・文化・国家（「人種」とアメリカ人類学；多文化主義と国民国家―グローバル化の中の文化相対主義と普遍主義）
第２部 都市・開発・大衆文化（都市に生きる人のための都市人類学―生活処方の政治学；開発人類学再考 ほか）
第３部 ジェンダー・医療（ジェンダーの人類学―その限界から新たな展開に向けて；身体を考える―医療人類学における身体構築と実践）
第４部 政治・教育・歴史（政治人類学の可能性；心理・教育人類学の新しい地平 ほか）
著者等紹介
綾部恒雄［アヤベツネオ］
国連ユネスコ企画専門員、九州大学、筑波大学、京都文教大学教授（副学長）。この間スタンフォード大学、ペンシルベニア大学、マサチューセッツ大学、マッギル大学などの客員教授など歴任。現在城西国際大学人文学部招聘教授。筑波大学名誉教授。文学博士
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