内容説明
日本の児童養護問題を「子どもの権利条約」の理念と内容に基づいて捉え直すとともに、遊びや学習の保障に重点をおいて、児童養護施設における「自立支援」の取り組みに迫り、改めて児童養護の本質的な構造の解明を試みた一冊。
目次
第1章 子どもの権利条約と児童養護(子どもの権利条約の意義と日本の児童養護;子どもの権利条約における児童養護関連条項 ほか)
第2章 現代日本の児童養護問題と子どもの権利保障(現代日本における児童問題対策の展開;児童福祉改革と現代児童養護問題 ほか)
第3章 子どもの権利と「自立支援」(子どもの「自立」と「自立支援」;子どもの遊ぶ権利の保障と「自立支援」 ほか)
第4章 「自立支援」と教育福祉(「自立支援」と教育福祉問題;「自立支援」と家庭教育 ほか)
著者等紹介
望月彰[モチズキアキラ]
1952年静岡県生まれ。1986年名古屋大学大学院教育学研究科博士課程後期課程単位修得退学。1986年兵庫女子短期大学講師。現在、大阪府立大学社会福祉学部助教授
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