出版社内容情報
宮廷を支えた摂関政治とはどのようなものか。藤原氏全盛の機運となった安和の変から、藤原氏勢力を押さえ込もうとした後三条天皇の登場まで、貴族社会の実情を解き明かす。地方での受領(ずりょう)(国司)の活動、武士の形成、都市と農村の文化交流、さまざまな階層の女性の役割、東アジア世界の動向にも説き及び、華麗な王朝文化が生まれた背景とその特質に迫る。
摂関政治と王朝文化…………………………………………加藤友康(東京大学史料編纂所)
1 摂関期の地方社会………………………………………小林昌二(新潟大学)
2 武門の形成………………………………………………川尻秋生(千葉県立中央博物館)
3 王朝都市と農村の交流…………………………………西山良平(京都大学)
4 王朝の仏教と文化………………………………………勝浦令子(東京女子大学)
5 平安の都と鄙の女性たち………………………………服藤早苗(埼玉学園大学)
6 平安時代の対外関係……………………………………山内晋次(大阪大学)
内容説明
宮廷を支えた摂関政治とはどのようなものか。藤原氏の全盛から衰退まで、貴族社会を解明する。武士の形成、都市と農村の文化交流、女性の役割、東アジア世界の動向にも説き及び、華麗な王朝文化の背景とその特質に迫る。
目次
摂関政治と王朝文化
1 摂関期の地方社会
2 武門の形成
3 王朝都市と農村の交流
4 王朝の仏教と文化
5 平安の都と鄙の女性たち
6 日宋貿易の展開
著者等紹介
加藤友康[カトウトモヤス]
1948年東京都生まれ。1978年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京大学史料編纂所教授
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