内容説明
民衆の中に伝えられてきた日本的ユートピアとは。民話や芸能にみられる死後の世界観から、不滅の霊魂が生まれかわりを繰り返す「ウマレキヨマリの思想」を解明。さらに非農業民へのまなざしを展開し、差別の問題に迫る。
目次
1 ユートピアの思想(ユートピア思想;ムラとユートピア;山中他界の時空 ほか)
2 ウマレキヨマリの思想(ウマレキヨマルとウマレカワル思想;擬死再生の信仰―生まれかわりの構造;白山と天道念仏―コモリとメグリ ほか)
3 血のフォークロア(血の民俗学―血筋・家筋・差別;白山信仰と被差別;ヒジリの末裔―日知りと聖 ほか)
著者等紹介
宮田登[ミヤタノボル]
1936年10月14日神奈川県に生まれる。1966年3月東京教育大学大学院博士課程修了。東京教育大学助手、東京学芸大学助教授、筑波大学助教授、同教授、神奈川大学教授を歴任。文学博士。2000年2月10日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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