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もの想いと解釈―人間的な何かを感じとること

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  • サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784753306084
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3011

内容説明

前著『あいだの空間―精神分析の第三主体』でオグデンが提示した「第三の主体」を含むパラダイムは、実際の精神分析的臨床からみれば何ら奇抜なものではなく、むしろ今日に至る精神分析の発展(それはまた本質への遡及の試みの歴史でもある)が生み出した必然であるように思える。本書『もの想いと解釈』は、前著で示されたパラダイムの上に、「もの想い」を転移‐逆転移の理解に用いる視点をさらに推し進めて、これを精神分析技法のひとつの軸として位置づけ、多くの事例記述を示しながら、倒錯の理解や技法の再考への提言を行っている(訳者解題より)。

目次

第1章 精神分析の技芸について
第2章 「生きていること」と「死んでいること」:その形を分析する
第3章 分析の倒錯的主体
第4章 プライバシー、もの想い、そして分析技法
第5章 夢の連想
第6章 もの想いと解釈
第7章 精神分析における言語の使用について
第8章 聴くということ:3つのフロストの詩

著者等紹介

大矢泰士[オオヤヤスシ]
1963年生まれ。東京大学文学部、教育学部教育心理学科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得。専攻は臨床心理学、精神分析学。現職、東京国際大学大学院臨床心理学研究科専任講師。青山心理臨床教育センター臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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