蜻蛉日記の表現と構造

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蜻蛉日記の表現と構造

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784759915266
  • NDC分類 915.33
  • Cコード C3095

出版社内容情報

『蜻蛉日記』の表現と構造を様々な角度から改めて検討し、作者は、何故、如何にして、私家集とも物語とも異なる女流日記文学を創始するに至ったのかを解明する。

目次

序章 『蜻蛉日記』の研究史と、本研究の課題
第1章 『蜻蛉日記』上・中・下巻の特質―散文作品としての形成過程の展望
第2章 『蜻蛉日記』上巻の構造と時間的叙述―作品始発部における散文作品形成の意図と様相
第3章 『蜻蛉日記』の和歌素材と散文との関係―散文作品形成の動機と様相
第4章 『蜻蛉日記』の成立過程―上・中巻の表現・構造から見た起筆の問題を中心に
第5章 『蜻蛉日記』序文に関する検討
第6章 『蜻蛉日記』の叙述の視点の問題をめぐって―『和泉式部日記』との比較を中心に
終章 『蜻蛉日記』の表現と構造―女流日記文学の創始の様相

著者等紹介

長戸千恵子[ナガトチエコ]
1955年生まれ。1978年、お茶の水女子大学文教育学部国文学科卒業。1997年、同大学院博士課程人間文化研究科比較文化学専攻単位修得満期退学。2000年、博士(人文科学)号取得。お茶の水女子大学大学院附属人間文化研究所研究員、秋草学園短期大学日本文化表現学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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