内容説明
銀座で五十年、江戸を映しつづけた戯作者山東京山。町人出身ながら、大名家と深いつながりがあり、篆刻家・茶道家・書家、そして経営者の顔を持つ。山東京伝の弟として筆をとりつづけ、90歳で現役のまま大往生した草双紙の翁が、明治に向かう江戸で、最後に行きついた境地とは。
目次
序章 江戸を語る人
第1章 生い立ち
第2章 天命期
第3章 寛政期
第4章 享和期から文化初頭
第5章 文化期
第6章 文政期
第7章 天保期
第8章 弘化期以後
著者等紹介
津田眞弓[ツダマユミ]
昭和40年4月1日東京都に生まれる。昭和62年3月日本女子大学文学部国文学科卒業。平成13年9月日本女子大学大学院博士課程後期修了。現職、日本女子大学非常勤講師。国文学研究資料館機関研究員。専攻、日本文学(博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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