内容説明
『永代蔵』に残された“謎”。西鶴がのこしたメッセージをよみとく。
目次
第1回 やや長すぎる前口上
第2回 暉峻先生の『永代蔵』成立論
第3回 『野良立役舞台大鏡』の問題
第4回 箕輪吉次氏の成立論
第5回 西島孜哉氏と羽生紀子氏の成立論
第6回 広嶋進氏他の成立論と今後の問題
補1 『永代蔵』巻五、六は初稿の編入か―拙論「西鶴小説における成稿過程の一面」より
補2 「『武道伝来記』の読者の問題」より
補3 暉峻先生と私―学部生の頃の思い出
補4 私の卒業論文
補5 わが西鶴研究―やや回想風に
著者等紹介
谷脇理史[タニワキマサチカ]
昭和14年11月24日群馬県館林市生まれ。37年3月早稲田大学第一文学部卒業。43年3月早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。跡見学園女子大学、筑波大学を経て、平成2年4月より早稲田大学文学部教授。58年3月文学博士(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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