内容説明
森の鼓動が人と精霊をつなぐ。音のパフォーマンスに込められたコスモロジーを解き明かす。
目次
1 テミアーの人びと
2 存在の概念
3 治療師になる
4 演じられる夢
5 宇宙を動かす―病気の原因と治療の方法
6 忘れることと思い出すこと―思い焦がれの美学
7 精霊の生きる世界のうた
著者等紹介
ローズマン,マリナ[Roseman,Marina]
ペンシルヴァニア大学助教授。ノートルダム大学客員準教授。メリーランド大学客員準教授を経て、現在インディアナ大学人類学部客員研究員。民族音楽学、医療人類学専攻。博士(人類学)。おもな著書に『The Performance of Healing』(共編著、Routledge)などがある
井本美穂[イモトミホ]
翻訳家。広島大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。修士(教育学)。翻訳論文にマリナ・ローズマン「移りゆく風景―マレーシアの熱帯雨林におけるモダニティの音楽的仲介」(『自然の音・文化の音』昭和堂)がある
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