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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
309
システィーナ礼拝堂の奥の大壁面に展開する「最後の審判」。もう圧巻といおうか、人類の達成した一つの彼岸といおうか。死者たちや天使が総数では400人(?)以上も描かれているようだが、最も眼を惹くのは、中央やや上部に君臨する際配するイエスである。イエスを描いた画像は数限りなく存在するが、これほどに筋骨たくましいのは他に類を見ないであろう。天使たちもまた空中を浮遊するが、翼はなく、やはり立派な筋肉を纏っている。これで浮遊感が出るのは不思議なくらいだ。ちなみに描かれた女性たちも聖母マリアを例外とすれば、やはり⇒2022/10/02
まっと
18
ある読書家さんのレビューを見て図書館で借り、期限延長して早や1ヶ月。何度も読み返したせいか、手放す、ではなく返却するのが惜しくなってくるような。。。まさに圧巻。25年ほど前に実際に訪れたことはあったが、世界史の授業で習ったことを思い出しながらの旅行の中の1イベントだった。教科書で目にした絵のスケールの大きさに驚いた記憶はあるが、見方がまだまだ足りていないことを本書で改めて思い知った。ミケランジェロがどんな思いでこの偉業を引受け(一度は拒否したらしい)、どんな思いで絵筆を動かし続けたのか、興味が尽きない。2022/11/09