内容説明
イルカ、ウミガメ、うねる魚の大群…。ここは生命の海「コルテスの海」（カリフォルニア湾）。海洋生物学者スタインベックと仲間たちを乗せたウェスタン・フライヤー号が行く。スタインベックの航海日誌。
目次
わが友、エド・リケッツ
コルテスの海航海日誌（ウェスタン・フライヤー号；イデアとしての舟；ハンセン印の海牛野郎；大蛇・海・月；航海術 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葛西狂蔵
3
スタインベックによる海洋生物採集の航海日誌。人物描写やあちこちに挟まれる考察にスタインベックらしい純朴さが滲んでなんとも味わい深いのだが、内容が内容だけに誰にでも楽しめる気楽な読み物とは言い難い。スタインベックファンか、海洋生物学に興味のある人向けだろう。2017/01/06
みそみそ
1
シンプルに面白い一冊。生物についての知識なしでも、すらすらと読めた。要所要所で差し込まれる、各種考察が鋭いなと感じさせられ、楽しめる一冊。2023/02/21
