内容説明
本書では、小・中学校、高校、障害児学校から、八つの学校図書館を紹介しています。いずれの図書館にも専門の職員がいて、日常的に図書館を動かしています。どの実践からも、子どもたちの「知りたい」「読みたい」「調べたい」という気持ちを大切にしている姿が伝わるでしょう。そこでは、学校図書館が子どもたちの生活のなかに、授業をはじめとする教育活動のなかにしっかりと根づいています。それだけではありません。子どもたちが、教師が、授業が、学校が変わっていくようすも見えてくるはずです。学校図書館は教育のあり方を変える可能性をもっているのです。もちろん、そのためには司書としての専門性を、教師が教師としての専門性をみがいていくことが大切です。
目次
序 いま学校図書館がやらなければならないこと(学校図書館の現状と課題)
第1章 学校図書館のサービスが教育を支える(学校には図書館があってね…;学校図書館は「どこでもドア」 ほか)
第2章 学校図書館で心の扉を開く(「わたしのセンター」と言ってもらうために;子どもたちに本の力を―中学校図書館においてのブックトークとおはなし会 ほか)
第3章 「座談会」学校図書館の明日に向けて語る―法「改正」をふまえて