日本の名随筆 〈別巻1〉 囲碁 中野孝次

日本の名随筆 〈別巻1〉 囲碁 中野孝次

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784878938214
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

目次

文壇棋術行脚 抄(直木三十五)
碁の手直り表(菊池寛)
囲碁修業(坂口安吾)
烏鷺近況(梅崎春生)
ボヤキの大岡(尾崎一雄)
イカリの尾崎(大岡昇平)
碁仲間 抄(木山捷平)
囲碁のある青春(真継伸彦)
新布石青春 ほか三篇(川端康成)
本因坊秀哉氏(林芙美子)
本因坊秀栄(小島直記)
囲碁雑考(幸田露伴)
徳川家康と碁(福田悌夫)
烏鷺目藻(徳川夢声)
棋家の文章など(三好達治)
碁清談(呉清源)
わたしのこの一局(橋本宇太郎)〔ほか〕

感想・レビュー

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baアタマ

1
1991年。26篇の囲碁にまつわるエッセイを収録。川端康成全集を字の小ささに返却したけど面白かったので。昨年末亡くなった呉清源棋士が仙人ぽくて好きだけど(←あまり知らない)、編者の中野孝次さんは藤沢秀行棋士の人間臭さに並々ならぬ思い入れがありちょっと不満でした。が、全体に面白く読みました。それにしても全体に年代が古いエッセイな感じはしました。尾崎一雄の「ボヤキの大岡」は碁敵はこんなものかと微笑ましい一篇。川端康成は2冊読んだが好きになれなかったが、この作品は品格と筆力におお文豪~!と思いました。2015/04/03

sou

0
再読。囲碁好き文士やプロ棋士の随筆集。特に囲碁にハマった文士たちのライバル意識が滲み出る文章にニヤニヤ。名人や本因坊の横顔、徳川家康、へぼ碁打ちと縦横無尽に駆け巡る26編。しかし、漢字2文字の別巻シリーズの記念すべき1巻目に、何ともマニアックなテーマを選んだものですね。2019/04/11

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