内容説明
15世紀のグーテンベルグによる活版印刷発明よりもはるかに早く、中国では、6世紀にはすでに木版による印刷が行われていた。太古の石刻から木版、さらに木活字・銅活字へと進化し、わが国の文化に強い影響を与えた中国書物・印刷史の入門書。
目次
1 印刷術の発明まで
2 製版印刷術の発明と発展(製版印刷術の発明;唐代―勃興期;五代―官刻、家刻、坊刻の成立 ほか)
3 活字印刷術の発明と発展(宋代―泥活字の発明;元代―錫活字と木活字;明代―銅活字の時代 ほか)
4 印刷術の伝播(印刷術のアジア各国への伝播;印刷術のヨーロッパ、エジプトへの伝播)