五柳叢書<br> 浦島太郎の文学史―恋愛小説の発生

個数:
  • ポイントキャンペーン

五柳叢書
浦島太郎の文学史―恋愛小説の発生

  • 三浦 佑之【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 五柳書院(1989/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 40pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月02日 00時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784906010363
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0395

内容説明

浦島太郎の真の姿は神仙思想をもとにしたポルノグラフィーだった。

目次

序章 昔話「浦島太郎」への疑問
第1章 児童文学「浦島太郎」(国定教科書の浦島太郎;巌谷小波の浦島太郎)
第2章 神仙小説「浦島子」(日本書紀の浦島子;丹後国風土記の浦島子;伊預部馬養と「別巻」;万葉集の浦島子)
第3章 小説の発生(中国の神仙小説;馬養の神仙小説)
第4章 中世小説「浦島太郎」(漢文伝からかな物語へ;お伽草子の浦島太郎;浦島太郎の自由化)
終章 小説から昔話へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

52
3回目。著者は謎解きの本のようになってしまったと書くが、それがおもしろくて、何度も読み返している。私たちが知っている「太郎」としての物語と、最も古い文献である「丹後国風土記」との隔たりは大きく、今日、誰でも知っている浦島太郎のストーリーが、実は20世紀に入ってから、それも小学校の国語教科書によって定着していったものだという事実には改めて驚く。2019/03/28

へくとぱすかる

36
再読。何度読んでもおもしろい。著者も言うとおり、「謎解きの旅」として「夏の盛りに夢中になって」書かれたためだろう。古代の浦島譚が、いかに子ども向きの「昔話」に変化したか、非常に興味深い。ところで、「なぜ助けたのが魚やカニなどでなく、亀なのか」というのは、本書を読めば自ずと明らかになる。亀以外では、昔話としての浦島からは、隠されたテーマを満たさないからである。2017/09/02

へくとぱすかる

7
「浦島太郎」は「昔話」ではなかった!ほとんど日本最古の『日本書記』に収録された、神仙思想の影響の濃い、最初から文字化された「恋愛小説」であった。これが本書を貫くテーマである。明治時代の教科書によって、ストーリーが固定化したことが再三述べられているが、唱歌「うらしまたろう」の影響の方が大きかっただろうと思う。その歌詞が、ほとんどストーリーを忠実に、要点をもれなく語っているからである。それにしても浦島のパロディが、狂言をはじめとして古くから行われていることには驚く他ない。よほど親しまれた証拠だろう。2013/12/21

憩子

3
『うらしまたろう』読み比べのため。2020/06/17

佐倉唯月

3
浦島太郎をこんなに疑ったことはなかったのである意味新鮮だった。当たり前のように受け入れていたが、確かに不思議な話。2018/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/695955
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。