出版社内容情報
〔内容目次〕芸術の歴史に踏み込むフェミニスト/視線・声・権力/女性性の空間とモダニティ/プレ・ラファエロ派文献における記号としての女/フェミニストの仕事に見るセクシュアリティと表現。
内容説明
本書は、西洋近代美術の歴史が記述・記録されるなかで強力に働いている規範に含まれる偏りを明らかにする論争の書であり、フェミニストによる文化研究の理論的提起として、すでに一種の古典の位置を獲得している。…本書の価値は、議論の緻密さと、変革を展望する著者のはっきりと闘う姿勢にある。
目次
第1章 芸術の歴史に踏みこむフェミニスト
第2章 視線、声、権力
第3章 女性性(フェミニニティ)の空間とモダニティ
第4章 プレ・ラファエロ派文献における記号としての女
第5章 フォトエッセイ
第6章 記号としての女
第7章 1970年代を検証する