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岩波ブックレット
イギリス「教育改革」の教訓 - 「教育の市場化」は子どものためにならない

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000093989
  • NDC分類 372.33
  • Cコード C0336

出版社内容情報

統一学力テストをはじめとする競争原理,市場主義の導入は教育現場に何をもたらしたのか.ロンドン在住のジャーナリストが自らの体験と教育関係者への緻密な取材を通して「改革」の弊害を浮き彫りにする渾身のルポ.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カラス

3
「サッチャー教育改革」の過激さと問題点がよくわかる本。副題の『「教育の市場化」は子どものためにならない』が本の内容と結論をほぼ語っている。知らないことばかりで面白かったし、イギリスでこんなことが行われていたなんて意外。特に恐ろしいとさえ思ったのが、テスト結果を公表し、親が学校を選択する際の指標とするという制度。事実上、成績の悪い学校を晒し者にするという悪趣味な制度で、引いてしまった。しかも、さして成績の向上に役立っていないらしい。2019/09/26

tk

1
橋下の教育政策はクソだ。2012/07/18

とと

0
国が教育を為すときに何を目的に掲げることが良いことなのか自分で決めきりたい。自分の中で拾いたい要素がたくさんありすぎる。2016/07/18

FK

0
フィンランドの教育関係者の言葉を拾い出すと当たり前のことが当たり前として発言されていることにあらためて驚かされる。/「習った知識や情報をもとに批判的にものを考え、独自の意見を持てるように子どもたちを導くことが、授業の目的です。」(P.63)/「テスト結果を公表して学校や地域をランクづけすれば、問題を生むだけです。」(同)/教科書を勉強することが「授業の目的」だと勘違いしている生徒は少なくない。「批判的に」ものを考える者は異端視され、「独自の意見」を言う者には冷笑が浴びせられる。これが日本社会の現実。2007/05/28

ドリアン・グレイ

0
国がカリキュラムを監督し,教師は何月の何週目に何をやるかまで決められ,ナショナルテストの成績が公表されで学校が競争させられるアメリカのような世界にイギリスもなっていたらしい.テストの数字に踊らされるようでは確かに子供のためにならないと思う.2018/05/13

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