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岩波講座 「帝国」日本の学知〈第3巻〉東洋学の磁場

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  • サイズ A5判/ページ数 332,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000112536
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0330

内容説明

アジアを研究対象とする近代日本の人文社会科学は、欧米の東洋学と中国の伝統的学問を強く意識しながら、それらとの交流と対抗のなかで発展していった。近代日本の東洋学の軌跡をたどって、日本とアジア諸地域との双方向視点と学際的視野から、緊張した磁場の構造を明らかにする。そこから、中国及びアジア認識をめぐる今日的な問題性のありかが浮き彫りにされてくるであろう。

目次

序章 東洋のなかの東洋学
第1章 日本的「東洋学」の形成と構図
第2章 東洋史学の形成と中国―桑原隲蔵の場合
第3章 植民地の帝国大学における人類学的研究―京城帝国大学と台北帝国大学の比較
第4章 東亜考古学と近代中国
第5章 近代仏教学の展開とアジア認識―他者としての仏教
第6章 戦前日本の「回教徒問題」研究―回教圏研究所を中心として
第7章 中国中間団体論の系譜
第8章 日中戦争前夜の中国分析―「再認識論」と「統一化論争」
付録 文献解題・研究機関等紹介

著者等紹介

岸本美緒[キシモトミオ]
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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