岩波講座現代〈1〉現代の現代性―何が終わり、何が始まったか

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000113816
  • NDC分類 081
  • Cコード C0310

出版社内容情報

私たちが生きるこの現代社会で、いま何が終わり、何が始まっているのだろう。諸論考と座談会から考える。

内容説明

私たちが生きるこの現代社会で、いま何が終わり、何が始まっているのだろうか。人間にとっての「共同性」と「戦争」の意味、9・11(同時多発テロ)、3・11(東日本大震災と原発事故)をはじめとした危機的転換もふまえ、諸論考と討議を通して考える。各分野の第一人者が集結し、グローバルな現代社会の現在とそのゆくえに関心のあるすべての読者に向けて問題提起する。

目次

1 現代をどう捉えるか(“民主主義を超える民主主義”に向けて;歴史から見た二一世紀の科学技術;資本主義経済の将来と国家機能の相対化;政治の現在と未来;デジタル社会における「歴史」の効用)
2 共同性・戦争・現代(討議 人間の「共同性」から考える;第二次世界大戦以降の戦争とテロ)
3 何が終わり、何が始まったか(哲学の可能性と不可能性;ゾーエーと抵抗―何が終わらず/何が始まらないか;終わりの始まりとしての、宗教;戦後秩序崩壊と科学・技術;こころのトポスはどう変わったか;「女性が輝く」ってどんな意味?―女性政策とジェンダー;成長/ポスト成長)

著者等紹介

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年生。社会学者/比較社会学・社会システム論

佐藤卓己[サトウタクミ]
1960年生。京都大学大学院教育学研究科教授/メディア文化論

杉田敦[スギタアツシ]
1959年生。法政大学法学部教授/政治学

中島秀人[ナカジマヒデト]
1956年生。東京工業大学大学院社会理工学研究科教授/科学技術史

諸富徹[モロトミトオル]
1968年生。京都大学大学院経済学研究科教授/財政学・環境経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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(haro-n)

70
杉田敦「政治の現在と未来」を読了。政治と経済の関連とその変化を説明。現在は市場が本来の姿を顕現し政治がそれを押さえられない。これを経済による政治の「周辺化」という。これは税収困難→政治の衰退→格差、国民の断絶→弱者を蹴落とし市場におもねる形のナショナリズムを生む。一昔前の国民経済の状況には戻れない。市場は拡大し続け、国家単位の政治が機能しなくなっているから。軍隊組織のような企業統治のあり方が社会の隅々に浸透し「私たち」の問題を話し合う公的な空間が確保できない、とあった。今公共性を考える必要を改めて思った。2018/04/01

harass

61
岩波講座『現代』全9巻の第一巻。各十数ページで各項目、経済政治精神医学軍事科学技術宗教哲学などのこれまでと日本の現状とこれからを簡潔に解説。特に予備知識が必要ではない易しい内容だ。この本は2015年にでたものだが、1963年にでた同名の講座があるそうだ。如実に時代の違いが反映されていると予測される。好きな本を読むこととは別に、この講座は続けて読んでいく予定。2017/07/29

うたたね

3
橋爪大三郎先の章を読了。宗教圏から視ると日本は間違いなく"異端"である。キリスト教文明・イスラム文明・ヒンドゥー文明・中国儒教文明の人口は63億人/全人口73億人。グローバル化(普遍化)したのはキリスト教ではなくキリスト教文化が産み出した資本市場主義だが、民主主義も同様にグローバル化するわけではない。各宗教の違いがコンパクトに整理されており、最も恐ろしいのはこれら宗教を超越して普遍性をもったテロリストであると述べられている。2016/12/22

マウンテンゴリラ

2
現代とはどのような時代なのか。そのような確かな客観性と将来の展望を掴みたい。私のような一般読者が、この手の本を読む動機の多くはこんなところではないだろうか。しかし、いかにもそれが現代の現代性そのものであるということに気付かされた。人は、自分にとって切羽詰まった問題や危機に面したとき、すべてを他人任せにすることは出来ないだろう。にも拘らず、本書(シリーズ)を読む私の動機や姿勢は、まさにそのような状況に置かれても暢気に振る舞う人間の姿勢そのものではないか。→(2) 2017/05/08

kei

2
斎藤美奈子氏の論考目当てで借りてきた。読了。岩波講座がおよそ10〜20年毎に刊行し続けることの意味と強さ。2017/01/29

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