出版社内容情報
デジタル情報社会は、従来の個人主義と民主主義、自由主義に大きな修正を迫っている。知と文明の行方とは?
内容説明
ウェブ文明の未来の姿を、バックミラーにのぞきながら進む。現代社会の全体像を把握し、新たな知の基盤を築くための挑戦。
目次
1 ネットは社会をどう変えるか(制度と技術と民主主義―インターネット民主主義原論;ソーシャルキャピタル・メディア・格差;「ネット社会の闇」とは何だったのか―ウェブ流言とその対処)
2 ネットと知・文化の未来(デジタル・アーカイヴの未来、ウェブ以後の歴史哲学;“海賊版”の可能性―オープンアクセスの創造力;ウェブ文明のエートス―自在、公開、伝承)
3 ウェブ文明は我々をどこに導くか(ユビキタス化する外交空間;「新デジタル時代」と新しい資本主義;アジアを移動する人々とネットカフェの風景;社会学研究とソーシャルメディア)
著者等紹介
佐藤卓己[サトウタクミ]
1960年生。京都大学大学院教育学研究科教授/メディア文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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