内容説明
男女の文化的・社会的性差は、マクロ的な政治社会のあり方にどのように関わっているのか―政治学研究にジェンダー的視点を導入し一石を投じるパイオニア的考察。
目次
第1部 二〇世紀アメリカン・システムと第二波フェミニズム(二〇世紀アメリカン・システム―フォーディズム、大量消費社会、自由主義的福祉国家;二〇世紀アメリカン・システムにおけるジェンダー秩序;「冬の時代」のフェミニズム―フォーディズムのもつ反フェミニズム性;二〇世紀アメリカ型ジェンダー秩序への挑戦者、ベティ・フリーダン;「女性のための全国機構(NOW)」
女性による反核・反戦運動―「平和のための女性のストライキ(WSP)」)
第2部 ウィメンズ・リブ(ラディカル・フェミニスト)(リブの誕生―ニューレフト運動における女性の抑圧と搾取;ウィメンズ・リブ運動の展開;フェミニズム理論の誕生)
むすび フォーディズムの観点からみた男性の攻撃性と暴力―フォーディスト・システムのジェンダー秩序再考
著者等紹介
大嶽秀夫[オオタケヒデオ]
1943年生まれ。京都大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治研究科博士課程修了。東北大学教授、京都大学教授を経て、同志社女子大学教授。専門は、政治過程論、政治理論。紫綬褒章受章。『現代日本の政治権力経済権力』(三一書房、第1回サントリー学芸賞受賞)、『アデナウアーと吉田茂』(中央公論新社、第2回NIRA東畑記念賞受賞)著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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