出版社内容情報
福島第一原発の事故以降,住み慣れた土地から自らの判断で子どもなどを連れて避難する人がいる.同時に,その地に留まり続けている人がいる.福島からの声,避難先からの報告とともに,当事者が直面していること,悩んでいることを描く.さらには関連の制度などを,相談にあたっている弁護士がわかりやすく解説する.
内容説明
原発の事故以降、行政による避難指示区域の外側でも、避難する人が増えている。避難を選んだ人、留まっている人、それぞれの現状報告とともに、相談にあたっている弁護士が、直面していること、関連の制度などを具体的に語る。
目次
はじめに 答えのない問いと向き合う
1 政府の指示による避難と、そうではない避難
2 自主避難を続ける家族
3 放射能問題と向き合うために―原発事故後の福島では
4 東京電力による損害賠償
5 求められる、政府による対応とは
おわりに 改めて避難する権利を考える
著者等紹介
河崎健一郎[カワサキケンイチロウ]
弁護士。1999年早稲田大学法学部卒業。外資系コンサルティング会社を経て、2007年早稲田大学大学院法務研究科修了(法務博士(専門職))。2008年弁護士登録。東京駿河台法律事務所所属。福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)共同代表
菅波香織[スガナミカオリ]
弁護士。1998年東京大学工学部化学システム工学科卒業。卒業後、化学メーカーに研究員として勤務。2007年に弁護士登録。弁護士法人いわき法律事務所(いわき市)所属。5人の子どもを育てながら、各種メディアで、被災地に暮らす当事者として発言している。福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)運営委員
竹田昌弘[タケダマサヒロ]
共同通信放送報道局企画委員兼編集局編集委員。1985年早稲田大学法学部卒業。毎日新聞記者などを経て、共同通信記者となり、宇都宮支局や社会部、大阪支社社会部に勤務。2005年社会部次長、09年社会部編集委員、11年より現職
福田健治[フクダケンジ]
弁護士、ニューヨーク州弁護士。2000年京都大学法学部卒業。環境NGO勤務を経て、2006年ペンシルバニア大学ロースクールLL.Mプログラム修了(法学修士)。2007年早稲田大学大学院法務研究科修了(法務博士(専門職))。同年、特定非営利活動法人メコン・ウォッチ事務局長。2009年弁護士登録。東京駿河台法律事務所所属。福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆるこ