内容説明
この第3週では、数の四則演算が発展して生まれた代表について学びます。整式の計算から始めて、因数分解、1次方程式、2次方程式、解と係数の関係、方程式の応用、分数式などを順を追って解説します。学習課題がたくさんありますが、でもだいじょうぶ。体系的に整理した内容をていねいに説明していきますから、だれでも見通しよくすっきり理解できるはずです。
目次
月曜日 整式
火曜日 整式の展開と因数分解
水曜日 1次方程式
木曜日 2次方程式
金曜日 2次方程式の解法
土曜日 分数式
日曜日 パスカルの三角形
著者等紹介
志賀浩二[シガコウジ]
1930年生まれ。新潟県出身。1955年東京大学大学院数物系修士課程を修了。東京工業大学理学部数学科の助手となり、助教授、教授となる。その後、桐蔭横浜大学教授、桐蔭生涯学習センター長などを務め、現在、東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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onisjim
1
いよいよ実数から複素数へ。2次方程式の解の公式や判別式なども登場。解説はあいかわらずわかりやすい。2013/07/01
聖龍
0
『数学が生まれる物語』全6巻の第3巻目。整式、一次方程式、二次方程式、分数式等の解説がなされている。各曜日の解説には、先生と生徒の会話やお茶の時間という質疑応答のコーナーが用意されており、分かりやすく説明しようとする工夫が随所にみられる。日曜日のトピックは、(a+b)のn乗を展開したときに現れる各項の係数を与える〈パスカルの三角形〉について。組合せの公式を〈パスカルの三角形〉から導出する方法が説明されており、非常に興味深かった。この方法から見れば、漸化式で表された組合せの公式を直観的に捉えることができた。2023/01/06
yuiyui
0
数学ガールとは違ってしっかり数学。わかりやすくぶれない文体が読みやすい。最後の方の分数式のところは実際に計算しながら読んで楽しんだ。難しくはなく、くどくなく、次は座標とグラフ。ちょっと興味はあるけれど先に進みすぎると着いていけないぞという生徒にはサクサク読めていいんじゃないかな。2019/03/28