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岩波現代文庫
騒動師たち―野坂昭如ルネサンス〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006021153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は一九六〇年代末、「ケバラ」をはじめとする大阪・釜ケ崎の騒動師たちが地元で騒動を起こすだけでは飽き足らず、貨客船をのっとりアメリカ・サンフランシスコに上陸、シカゴ、ニューヨークを珍道中して帰国した後、東大安田講堂の攻防戦に乗り込み、「総共闘」に味方して機動隊相手に一大決戦を繰り広げる。破天荒の長編小説。

著者等紹介

野坂昭如[ノサカアキユキ]
1930年鎌倉市生まれ。45年神戸大空襲で養父を失う。47年新潟の実父のもとへ帰る。50年早稲田大学文学部仏文科に入学し、七年間在学。音楽事務所勤務、コント台本作成、作詞等に従事。63年「エロ事師たち」発表。68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で第58回直木賞受賞。80年「四畳半襖の下張」裁判で有罪確定。83年参議院議員当選、同年総選挙に田中角栄元首相の地盤・新潟三区から立候補し落選。97年『同心円』で第31回吉川英治文学賞受賞。2002年『文壇』およびそれに至る文業により第30回泉鏡花文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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康芳英

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エネルギッシュで荒唐無稽な昭和ファンタジーなのだけれど、そこに焼け跡派の野坂昭如のノスタルジックな想いや照れが随所に見えて何となく微笑ましい。2012/04/15

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