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岩波現代文庫
笑いのこころ ユーモアのセンス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006022204
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0195

内容説明

人いるところには必ず笑いが生まれる。嬉しい時のみならず、薄笑い、照れ笑い、嘲笑、冷笑、苦笑など実に多様な笑いが存在している。人はなぜ笑うのか。著者は笑いの創造者としての長年の経験を生かし、この難問に迫っていく。落語・漫才・映画・小説・詩歌・哲学・新聞記事などから笑いの具体例を引用した本書には、いとしこいし、桂枝雀、小津安二郎、寺田寅彦、ルイス・キャロル、内田百〓(けん)などが登場。各種コラムで絶賛されただけに、笑いとユーモアの真実がしみじみと伝わってくる。

目次

第1章 商品としての笑い
第2章 日常生活の中の笑い
第3章 おかしさ―笑いの要因
第4章 おかしさの心理学
第5章 おかしさを作る
第6章 ナンセンス
第7章 ユーモアとは何か

著者等紹介

織田正吉[オダショウキチ]
1931年神戸市生まれ。演芸作家・エッセイスト。神戸大学法学部卒。漫才台本や新作落語の執筆、演芸番組の作・構成を手掛ける一方、独自の手法で笑い、ユーモア論を展開。日本笑い学会名誉会員。関西演芸作家協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AnmitsuK (うろ覚えムーミン)

2
世の中に溢れる様々な種類の「笑い」を細かく分類し、「笑い」それぞれのカテゴリーについて解説していく本。ギャグ漫画と漫才の面白さは全く違うものとはわかっていても、それぞれの「なにがどう可笑しいのか」については言葉で説明できずにいたので、本書を読んでいろいろと腑に落ちた。2014/11/24

RYU

1
笑いとユーモアについて、様々な具体例も用いて解説。おかしさを作るものとして、パラドックスparadox、ファラシーfallacy、詭弁sophism、ナンセンスnonsenseなど。ユーモアは常識や固定観念の枠組みから意図的に脱出すること。2017/07/22

ジャック

1
小説や落語などを使い、笑いを細分化し、笑いとは何か?ユーモアとはなにか?の問を投げかけてくる。前半はジョークを延々と解説するようなシュールさがあるが、後半にはうってかわりユーモアをの中に内包されている事象について解説している。すべてのものには別の面があり、立場や視点によって常に変化し、それがユーモアに繋がる。ユーモアを理解できないなんてことがないように、日々ユーモアに触れ、笑って過ごしていきたい。2016/03/21

ハザマー

1
笑いの定義、落語と漫才、日常生活のなかの笑い など、いろんな角度から笑いについて分析してい る興味深くもあり、なるほどと思える内容。 2015/07/04

yurari

1
ユーモアにはセンスが必要だろうけど、努力によって手に入れられそう。人に優しくあるためにユーモア溢れる人になりたい。2014/04/06

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