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岩波現代文庫
関数を考える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 202p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006032159
  • NDC分類 413.5
  • Cコード C0141

内容説明

関数とは何か。そのことばの由来はどこから?関数はなぜ必要なのか。二人の中学生の疑問にちょっと風変わりな数学者が答えていくという対話のかたちで、関数の意味や使い方をていねいに説明。

目次

黒い箱(言葉の由来;ロボット・黒い箱;関数とは?;関数の記号;関数の実例)
関数のいろいろ(デカルトの原理;単純から複雑へ;せまい意味の関数;多項式関数)
複雑な関数(複雑な黒い箱;関数の連結;写像、変換としての関数;逆関数)
2次関数(平方根;2次方程式;補問法;実根と虚根)
より高い立場から(関数;微分と積分;勉強の手びき)

著者等紹介

遠山啓[トオヤマヒラク]
1909‐79。東京帝国大学理学部数学科に入るも、思うところあって2年で退学。東北帝国大学理学部数学科に入りなおす。1938年東北帝国大学を卒業し、海軍霞ヶ浦航空隊で海軍教授となり数学を教える。44年4月に海軍をやめ東京工業大学の助教授となる。その後同教授となり、70年に退職。生涯を通じ、数学教育に携わり、大きな影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

galoisbaobab

13
ちょっと簡単すぎた。。。けど、中学生にわかる解説なのでIT業界いるけど数学よくわからんって人は読みやすいかも。遠山啓の「わからなくなったらふりだしに戻れ」は当たり前だけど格言として心に刻みます。ってか、この人、文部省とケンカしてたんね。。。まぁ、そうだろうけどね。この人に数学を教えてもらいたかった。で、平方根の筆算はなかなか新鮮でした。2017/01/27

ヒダン

10
数学者である叔父の三四郎のところで関数で数学が苦手になった中学生の博とえみが数学を教わるという設定で、対話形式で関数について易しく解説する本。言葉の由来「function」や関数はブラックボックスであるというところから入って、虚数や微分積分の基礎まで具体例や図を駆使して説明している。具体例が面白いと分かりやすくなるということが実感できる。2014/05/13

中年サラリーマン

9
中学生でも関数というものをイメージできるレベルの内容。数学嫌いの方にお勧めかな。2014/02/03

えむ

3
戦後の数学教育に多大なる貢献をした筆者による関数の解説本。非常に基礎的な関数の教科書本質から、微積分の入口まで、平易に解説する。とりあえず「関数」のイメージを掴むにはよい1冊ではないか。2018/08/07

sheep

0
解説:安野光雅にちょっと惹かれて購入。計算はできるけどちゃんと理解できていなかったところの納得感がすごい。そうかこれが関数か!みたいな。中学高校の数学って当時思っていたよりずっと面白かったんだなー。2011/08/07

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