角川選書<br> 日本文化論の名著入門

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角川選書
日本文化論の名著入門

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034228
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0395

出版社内容情報

「日本文化」は、どう論じられてきたか。汗牛充棟の日本文化論の中から、日本文化の基本的考え方を形成してきた名著の、しかも、ここだけ読んでおけばよい、という勘所を抽出して解説した最短距離で本格的な入門。

内容説明

新渡戸稲造の『武士道』、ルース・ベネディクトの『菊と刀』など、明治から戦後までの日本文化を論じた内外の名著17編の読みどころを選りすぐって抜き出し、その意義を平易に解説。急激なグローバル化の進む中、日本文化の多様な姿を理解し、日本人としてのアイデンティティーを再確認するために最適な入門書。

目次

1 外からの日本発見
2 世界に向けて日本を発信する
3 民俗文化の古層を求めて
4 日本文化哲学の創造
5 さまざまな美意識
6 伝統への反逆と革新
7 近代西欧社会モデルか伝統日本文化か

著者等紹介

大久保喬樹[オオクボタカキ]
1946年生まれ。東京女子大学文理学部日本文学科教授。比較文学比較文化専攻。東京大学教養学部教養学科フランス科、大学院比較文学修士課程を経て、パリ第三大学に学ぶ。著書に『岡倉天心―驚異的な光に満ちた空虚』(第一回和辻哲郎文化賞受賞、小沢書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

6
おなじ著者による中公新書の「日本文化論の系譜」をよりやさしく説明している本です。高校生あるいは大学の教養課程の方が読んでこの中からさらに自分の最初の一冊を選んで読み通してみるといいのではないかと思います。この著者の作品はあまり多くはないのですが、非常にじっくりと読ませてくれる作品が多いので(つぶれてしまった小沢書店の本など)再刊してほしいと感じています。2013/06/24

みそさざえ

4
既読のもの、以前から読みたいと思っていた本などいろいろあり、また読みたい本が増えそう。内からだけでなく外からの視点で日本をとらえた本にも触れてあるところが参考になった。引用が多いので、ちょっとだけ読んだ気分になるのも嬉しいし、次回読むときの指標にもなる。2015/06/30

Haruka Fukuhara

2
面白い、個性の立った本が並んでいて興味深かった。和辻の風土やハーンの日本論(こころ、知られざる日本の面影)の部分を特に興味深く読んだが、他の紹介された人々の日本論もそれぞれ味がある。2017/02/03

ji-yu-rider

0
日本思想の入門ガイド的位置づけの本。「日本文化論」という広範囲な分野を包含するタイトルだが、まさにその通り、純粋な文学に加え、哲学、紀行、建築といった分野から日本の美、思想を追求していった名著を、著者の大久保氏がおそらく特に心に響いた箇所を抜粋し、それについて、丁寧に各著者の思想に寄り添うな形で、やさしく解説されている為か、本全体の印象として、「自然に寄り添う」日本思想、文化への愛がにじみ出ている。非常に気になる著者は、新渡戸稲造、岡倉天心、西田幾多郎、ルース・ベネディクト、丸山真男、土井健朗あたり。2016/05/28

すぐる

0
2014/08/01

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