出版社内容情報
永らく精神分析の「躓きの石」であった自閉症を、フロイト「心理学草案」とウィトゲンシュタインの思考を媒介に読み解く画期的試み!
フロイト、ウィトゲンシュタイン、自閉症理解の変更を迫る画期的試み!
永らく精神分析の「躓きの石」であった自閉症。両者の不幸な出会いを、フロイト思想の原点「心理学草案」に戻ることによって解消し、さらにはウィトゲンシュタインの思考を媒介に、新たな自閉症理論を構築する。
[本書の内容]
●初期フロイトの「心理学草案」
●部分と全体
●ライトノベルと自閉症
●ラカン的視点から
●無意味と無価値
内容説明
永らく精神分析の「躓きの石」であった自閉症。両者の不幸な出会いを、フロイト思想の原点「心理学草案」に戻ることによって解消し、さらにはヴィトゲンシュタインの思考を媒介に、新たな自閉症理論を構築する。
目次
第1章 超自我とマゾヒズムと二人のフロイト―一九二〇年代の課題
第2章 あらかじめ失われた出発点へ帰る―初期フロイトの「心理学草案」
第3章 否定の論理・去勢の論理―二項対立と無限
第4章 自閉症を社会学へと開く―部分と全体
第5章 スペクトラム化したセカイ―ライトノベルと自閉症
第6章 精神分析・隠喩・自閉症―ラカン的視点から
第7章 ヴィトゲンシュタインと嵐の中の歩行者―無意味と無価値
第8章 黄昏の風景から―私にとっての自閉症
著者等紹介
竹中均[タケナカヒトシ]
1958年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、大阪大学大学院人間科学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学。現在、早稲田大学文学学術院教授。博士(人間科学)。専攻は比較社会学、理論社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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evifrei
藤月はな(灯れ松明の火)
月をみるもの
袖崎いたる
またの名