知らなかった、ぼくらの戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093885089
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いつまで知らないでいるつもり!?

アメリカ出身の詩人アーサー・ビナード氏(1967年生まれ)が、日本人の太平洋戦争体験者たちを訪ね歩き、戦争の実態と、個人が争いから゛生き延びる知恵゛を探ります。
登場する語り手は、真珠湾攻撃に参加したゼロ戦の元パイロット、「毒ガス島」で働いた元女子学徒、戦後GHQで働いた元事務員など、実にさまざま。日本人以上に日本社会に詳しいビナード氏が、自身の受けたアメリカの教育とも照らし合わせながら戦争に対する考察を深めます。日本民間放送連盟賞・2016年番組部門[ラジオ報道番組]最優秀賞を受賞した、文化放送「アーサー・ビナード『探しています』」を採録して再構成した書籍です。

ーー「『平和』って、無知のままでいること?」
「『戦後』って、いつの戦争のあと?」

【編集担当からのおすすめ情報】
近現代史を充分に勉強しないまま大人になってしまった社会人の方々や、日本の戦争のことをきちんと知りたい学生のみなさんに、ぜひ読んでほしい1冊です。ビナード氏の思索を手かがりに、わたしたちも考えてみませんか。

アーサー・ ビナード[アーサー ビナード]

内容説明

「敵性語」を習い、「毒ガス島」で働き、「アメちゃん」を驚かした23人の「生きつづける体験」を、もと「敵国」の詩人が耳をすまし、つかみとった。「和解」も「理解」も、語ることから始まるのだ。日本民間放送連盟賞2016年“ラジオ報道番組”最優秀賞受賞、文化放送「アーサー・ビナード『探しています』」が本になりました!

目次

第1章 「パールハーバー」と「真珠湾」と「真実」(マリは蹴りたしマリはなし(栗原澪子)
「空母は何隻いたのか?」(原田要) ほか)
第2章 黙って待っていたのでは、だれも教えてくれない(まだあげ初めし前髪の乙女たちは毒ガス島で働いていた(岡田黎子)
「君は狭間という日本語を知っているか」(飯田進) ほか)
第3章 初めて目にする「日本」(「外地」は一瞬にして「外国」となった(ちばてつや)
「日本という国が本当にあった!」(宮良作) ほか)
第4章 「終戦」は本当にあった?(八月十五日は引っ越しの日?(三遊亭金馬)
ストロボをいっぺんに何万個も(大岩孝平) ほか)
第5章 一億総英会話時代(GHQは東京日比谷で朝鮮戦争の業務を遂行(篠原栄子)
公園はすべてを見てきた(小坂哲瑯) ほか)

著者等紹介

ビナード,アーサー[ビナード,アーサー] [Binard,Arthur]
詩人。1967年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ニューヨーク州のコルゲート大学で英文学を学び、1990年の卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

366
アーサー・ビナードさんが、戦後を生き延びた日本人たちの戦中の体験をインタビューによって掘り起こすといった企画。語っているのは、一般には無名の人もいるが、中にはちばてつや、大田昌秀、三遊亭金馬なども。詩人らしく、ここでは言葉に徹底的に拘ることで初めて見えてくる真実があることを痛感させられる。例えばピカドン。それは、知識としての原爆でもなく、ましてやエノラゲイからの視点でもない。まさしく地上にいてそれを目撃した人たちの実感だ。爆心地から半径2km以内にいた人たちにはピカだけ。すなわち、その人たちは瞬時にして⇒2017/10/18

kinkin

105
日本でも活躍する詩人のアーサー・ビナード氏。彼が23人の戦争体験者や戦争を伝える活動を続ける人たちから聞いた体験談が彼の丹精な日本語とともにまとめられている。戦後という言葉も70年も経つと非体験者にとっては曖昧になってくることを感じる。アメリカ人が考える戦後という言葉や、原爆の意味を表す言葉がアメリカでは刺激のある飴玉であったりと興味深いこともたくさんかかれていた。もうすぐ戦地体験した人はほとんどいなくなる状況で体験談をどのようにして後々まで伝え続けられるのか考えさせられた。2017/08/28

keroppi

79
ちばてつや「ひねもすのたり日記」で紹介されていた本。アメリカ生まれで日本で暮らす詩人・アーサー・ビナードが、様々な人物から戦争体験を聞く。その中にちばてつやもいるが、知らなかった事実も多い。ベトナム戦争中に生まれたから「戦中生まれ」という著者が、アメリカと日本という二つの視点で見る戦争は、これまで思っていた事と異なる理解を与えてくれる。それは、現代のアメリカ・日本の政治家たちの欺瞞を暴きつつ、今を生きるものへの問題提議となっている。ここに登場する人物も故人となられた方もいて、とても貴重な記録だ。2022/07/20

クリママ

59
戦後45年にアメリカの大学を卒業し来日して日本語詩人となった著者が、戦争に体験した人たちに話を聞き、それに感想を交えてまとめたもの。「親の体験を聴きたいときには親はなし」事実私もそうだ。上層部が明晰であれば、国民はこんなに苦しむことはなかったととらえていた戦争だが、日本にもアメリカにも、その上にまだ黒い思惑があると書かれ暗い気持ちになる。いつも思う。いったい国家、それを牽引する人たちは、どこを向いているのだろうか。忘れないために、次の世代が苦しまないために、語り継がれなければならないと思う。2018/04/30

ヒデミン@もも

56
尊敬するアーサー・ビナード氏のラジオ番組『探してます』を書籍化。詩人であるアメリカ人の氏の日本語は難解な言葉も美しく理解しやすい。そしていつも自分が日本人であることが情けなく感じる。氏がインタビューした後に亡くなられた方々は、氏との出会いを待っていたのかも。オバマ元大統領の広島訪問の裏話に驚く。今日は東京都議選『優雅な無知』と言われなくて良かった。2017/07/02

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