新潮新書<br> ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層

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新潮新書
ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106102790
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0231

内容説明

アメリカ人はマックに頼り、日本人はラーメンを究める。大統領は希望を語り、総理大臣は危機を語る。アメリカ人は対面でディベートし、日本人は匿名でブログする。日本に「ビル・ゲイツ」はいないが、小金持ちならたくさんいる…。日米双方の事例を照らし合わせると、それぞれの強みと弱み、そして社会の特徴がくっきりと浮かび上がってくる。世間にはびこる通説をデータと実例で覆す、目からウロコの日米文化論。

目次

第1章 マックに頼るアメリカ人vs.ラーメンを究める日本人
第2章 希望を語る大統領vs.危機を語る総理大臣
第3章 ディベートするアメリカ人vs.ブログする日本人
第4章 「ビル・ゲイツ」vs.「小金持ち父さん」
第5章 一神教vsアニミズム
第6章 消費者の選別vs.公平な不平等

著者等紹介

竹中正治[タケナカマサハル]
1956(昭和31)年東京生まれ。(財)国際通貨研究所経済調査部長・チーフエコノミスト。東京大学経済学部卒。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行し、為替資金部チーフディーラー、同部次長、調査部次長、ワシントンDC駐在員事務所長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kent Kaseda

10
【評価:70点】エコノミストの筆者が,日米の文化や政治,経済的な志向を比較している。新潮新書あるあるだが,タイトルは内容に一部に過ぎない。アニメや映画といったライトな話題から,日米間の投資志向を両国の経済的格差の違いから比較するといったヘヴィな話題まで,内容は多岐にわたるが,筆者の体験をベースに話が進むので面白いし読みやすい。経済に疎い人には難しい記述もあるが,その都度分かりやすい言い換えが付記されるので,話の雰囲気は掴める。まあ,突飛な主張は無く,ほとんどが当たり前の主張ばかりだとは思う。2017/09/08

ダンボー1号

5
2008年発行のため引用数字は古いが 日米の思想の違いはとても興味深く頷ける。米国のトップは希望を語り日本は危機語る。ディベートよりブログを好む言語習得に時間かかる日本。自虐的な日本はいいところを認めず創業意欲低い と。人型ヒーロー米国に対し ロボット・怪獣・モンスターが人気の日本。面白い。2017/07/17

rokubrain

4
表音文字の英語と表意文字の日本語の違いが国民性の違いにまで現れてくるというのは思わずひざを打った。 アルファベットという比較的簡単な文字体系を持ったことが、口頭プレゼン訓練により多くの時間を費やすことを可能にし、 反対に日本では複雑な文字体系を持ったことが、文章論述を重視する文化が生まれた。 今回のアメリカの大統領選を見ていると、彼らの人を惹きつける演説のうまさ(内容は別にして)に感嘆する。 果たして、言ったことの責任はどうとるのか、と疑問は残るんだけど。 どうやら彼らは、言葉に「気前がいい」らしい。2016/11/22

くりのすけ

4
タイトルにはインパクトがあるが、ラーメン屋とマクドナルドはほんの少ししか出てこず、単なる比喩として用いられている。しかし、内容自体は面白いものであった。 しかも、金融論だけでなく、政治家の所信演説の用語から考察した日米のポジティブとネガティブの対極の思考についての著者の分析は共感できるものである。単なる国民性の違いというだけで説明されていたことが論理的に理解できる。2013/04/19

がっち

4
比較文化論といった感じ。アメリカと日本の比較を事細かにしている。題名よりは中身があんまりおもしろくなかった気もする。アメリカの社会事情についての記述が多い。D2010/12/24

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