中公新書<br> 日本の歴史的建造物―社寺・城郭・近代建築の保存と活用

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中公新書
日本の歴史的建造物―社寺・城郭・近代建築の保存と活用

  • 光井 渉【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026330
  • NDC分類 521.8
  • Cコード C1252

出版社内容情報

法隆寺や姫路城はじめ、日本には世界遺産に指定された歴史的建造物が多い。だが、役割を終えた古い建物でしかなかったそれらに価値や魅力が「発見」されたのは、実は近代以降のことである。保存や復元、再現にあたって問題となるのは、その建造物の「正しい」あり方である。歴史上何度も改築された法隆寺、コンクリート造りの名古屋城天守閣、東京駅、首里城……。明治時代から現代に至る美の発見のプロセスをたどる。

内容説明

法隆寺や姫路城はじめ、日本には世界遺産に指定された歴史的建造物が多い。だが、「役割を終えた古い建物」でしかなかったそれらに価値や魅力が「発見」されたのは、実は近代以降のことである。そして、保存や復元、再現にあたっては、その建造物の「正しい」あり方が問われた。歴史上何度も改築された法隆寺、コンクリート構造の大阪城天守閣、東京駅、首里城…。明治時代から現代に至る美の発見のプロセスをたどる。

目次

第1章 歴史の発見
第2章 古社寺の保存
第3章 修理と復元―社寺
第4章 保存と再現―城郭
第5章 保存と活用―民家・近代建築
第6章 点から面へ―古都・町並み・都市
終章 日常の存在へ

著者等紹介

光井渉[ミツイワタル]
1963年(昭和38年)、広島県に生まれる。東京大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。博士(工学、東京大学)。文化庁文化財保護部文部技官、神戸芸術工科大学助教授などを経て、東京藝術大学美術学部建築科教授。専門は日本建築史、文化財保存。著書に『近世寺社境内とその建築』(中央公論美術出版、2001年、建築史学会賞)、『日本の伝統木造建築 その空間と構法』(市ヶ谷出版社、2016年、日本建築学会著作賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

74
本書を読むと、古い建造物を保存しておこうという現代のわたしたちが一般的に持っている概念が、ごく最近つくられたものだとわかる。神社仏閣もさることながら、姫路城の天守などはなんと競売にかけられ、破壊寸前になった過去もあったとか。さまざまな例が図版つきで掲載されているので、建築や歴史に興味がある読者におすすめの一冊。2021/04/07

みこ

27
お城から民家まで歴史的建造物を後世に残していくかということがいかに難しいか。当時の状況を再現しても城の中にコンクリートを仕込んでもどうやっても反対意見は出る。完全な正解はないのでどこかで妥協するか朽ちていく様子を運命と受け入れるかしかなくなってくる。意外と近代のものの方が保存が難しいこと、対象が城郭や神社仏閣だけでなく飛騨高山のような民家にまで及ぶこと、保存の働きが江戸時代には既に確認できることなど余すことなく興味をそそられる一冊であった。2021/04/10

六点

22
福崎にある「三木家住宅」が町へ移管される前に訪れたことがある。先代の御当主から、維持管理の苦労を営々と聞かされた。壁の漆喰は剥落が目立ち、個人の手には余るのであろうと推察された。建築物の古さに価値を見いだされた起源から始まり、保存、修理と活用、復元、そして建築物の点から面の保全へと、近代の日本の文化財保護史を通覧することができる。後半は法規制と建築物保全と言う他無いくらい、法律や条例の制定史となっている。それでも、近代和風住宅は保護が不十分なのである。建造物を残せというのは簡単だ、が、難しいのである。2021/03/04

アメヲトコ

11
2021年刊。日本における建築保存と活用の歴史をまとめた一冊です。東京藝大大学院などでの講義をもとにしているので、各時代における保存の考え方の変遷がコンパクトにわかりやすくまとまっています。また古美術の保存との違いについての解説も興味深いところ。2021/04/12

犬養三千代

9
奈良時代から明治時代までの建造物の修理、復元についての考察。 明治初期の神仏分離令や廃城令は痛い。そのなかであっても帝国大学の建築家や研究者の努力は評価できる。「時代」に翻弄された寺社、仏閣、廃城残ったものを大切にしていかねば。大工さんの技術の継承も重要だ。2023/01/12

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