内容説明
銘々膳からチャブ台への変化が意味するものとは?外食・個食化が進む日本の家族はどこへ向かうのか?食事の原点、食と宗教の関係からはじまり、食事パターン、分配法の変化、食の「民主化」、快楽化、外来料理の受容などの食文化の変容を解き明かしながら、人類史の視点から日本人の食と家族を描く異色の文明論。
目次
序章 視点
1章 食事パターンの変化と米食
2章 食事の快楽化
3章 食事の原点
4章 食事と宗教
5章 食事と医学・薬学
6章 食の「民主化」
7章 食卓での分配法
8章 食事文化の変容
9章 家族の象徴としての食事
著者等紹介
石毛直道[イシゲナオミチ]
1937年、千葉県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。甲南大学助教授、国立民族学博物館教授、同館館長を経て、同館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。専攻は文化人類学。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2024/02/15
niz001
3
固いと思ったら親本はかなり古い中公新書か。資料的なものは後書きでフォローされてるのでまだ読める。2016/11/08
エヌる@遅れてきたルーキー
1
40年前に論ぜられた内容。この40年の間に食にまつわる第上様々なありとあらゆる事象が変化していったのだなぁとわかる。そこに価値を見いだせたならこの本を読む理由になったと思う。2020/07/29
ササ
1
ちょっと古いので、現代では…と論じている内容自体が古いのだけど、勉強になると思う。比較食文化論とか勉強してたときに読んだら良かったのかも。2017/06/22