進化心理学を学びたいあなたへ - パイオニアからのメッセージ

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進化心理学を学びたいあなたへ - パイオニアからのメッセージ

  • 王暁田/蘇彦捷
  • 価格 ¥4,840(本体¥4,400)
  • 東京大学出版会(2018/05発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 391p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130133111
  • NDC分類 140.4
  • Cコード C1011

出版社内容情報

なぜ進化という考え方がそれほど魅惑的なのか,脳から認知・発達,社会・文化,組織・経営に至るまで,どれほど幅広く有効に応用できるか――「進化」に憑りつかれ,誤解と闘いながら険しい道を切り拓いてきた心理学者たちから,これから進化心理学を志す読者への熱いメッセージ.

? そもそもなぜ進化なのか――進化心理学の基本問題 

 1 進化心理学という科学革命に参加して(デヴィッド・M・バス)

 2 進化は心の仮説生成器(マーティン・デイリー&マーゴ・ウィルソン)

 3 進化心理学の来し方と行く末(ロビン・I・ダンバー)

 4 心という塗り絵にひそむ動機と合理性(ダグラス・ケンリック)

 5 心を生む1100グラム――脳という物質 ヴィクター・S・ジョンストン)

 6 反発あってこその進化心理学(ロバート・クルツバーン)



II 心と社会を進化から考える 

 1 ヒトは社会の中で進化した(ユージーン・バーンスタイン)

 2 家族関係の進化心理学――出生順と立場争い(フランク・J・サロウェイ)

 3 配偶者選びは商品選びと似ている?(ノーマン・P・リー[李天正])

 4 自己欺瞞、見栄、そして父子関係(チャン・レイ[張雷])

 5 あなたの家族は誰?――血縁関係がわかるわけ(デボラ・リーバーマン)

 6 集団間の偏見は自然の摂理(カルロス・ナヴァレット)



III 認知と発達を進化から考える 

 1 120万人と人口の0.1%――書き方で数の印象が変わるのはなぜ?(ゲイリー・ブレイズ)

 2 交換と安全――人はどこまで論理的か?(ローレンス・フィディック)

 3 ヒトは何を覚えてきたのか――記憶の進化心理学(スタンレー・クライン)

 4 ヒトの成長を進化からとらえる(ブルース・J・エリス)

 5 思春期の到来と自己欺瞞(ミシェル・K・サービー)



IV 意思決定と組織運営を進化から考える 

 1 ヒューリスティクス――不確実な世界を生き抜く意思決定の方法(ゲルト・ギーゲレンツァー)

 2 進化心理学へのシンプルな道(ピーター・トッド)

 3 究極の選択を迫られたとき(王暁田)

 4 男と女が無理する理由(サラ・E・ヒル)

 5 医者の不養生――産業組織心理学者がルールを守らないわけ(ステファン・M・コラレリ)

 6 仕事と性差(キングスレー・R・ブラウン)

 7 ビジネスとマネジメントに進化心理学を導入する(ナイジェル・ニコルソン)



V 文化と知性を進化から考える 

 1 文化抜きにはヒトの進化は語れない(ピーター・J・リチャーソン)

 2 制度という環境の中でヒトは生きる(山岸俊男)

 3 ヒトを特別なチンパンジーたらしめるもの(長谷川寿一)

 4 話すことと書くこと(デヴィッド・C・ギアリー)

 5 脳が自らを研究するとき――氏と育ちの二分法を超えて(クラーク・バレット)



VI 未来の進化心理学者たちへ 

 1 苦労の末学んだ12の教訓(ダニエル・M・T・フェスラー)

 2 生態学者が進化心理学者になるまで――新しい分野への挑戦(ボビー・S・ロウ)

 3 消費するヒト(ガッド・サード)

 4 レポートが論文になるまで――進化心理学は科学たりうるか?(ティモシー・カテラー)

 5 進化に興味をもつ人たちへの4つのアドバイス(ジェフリー・ミラー)



監訳者あとがき



○北京大学出版会から2011年に出版された“Thus Spake Evolutionary Psychologists”(『進化心理学家如是説』)を翻訳.

王 暁田[ワン シアオティエン]
編集

蘇 彦捷[スー イエンジエ]
編集

平石 界[ヒライシ カイ]
監修

長谷川 寿一[ハセガワ トシカズ]
監修

的場 知之[マトバ トモユキ]
監修

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lily

79
性愛に価値をおいてきた子孫がいまを生きる私たちであるから、合理性を極めた人の遺伝子は殆ど散ってしまったか、婚外子の末裔なんだろうな。そして、凡人による平凡な世界は続いていく。2021/04/02

Rootport Blindwatchmaker

4
進化心理学の2冊目に読むべき本。この分野に興味を持ったなら、1冊目にはダグラス・ケンリック『野蛮な進化心理学』やマット・リドレー『赤の女王』がオススメだ。進化心理学の基本的な発想を知ることができる。そして2冊目にこの本を読めば、進化心理学の射程の広さに驚かされるはずだ。配偶者選択や暴力行動のみならず、企業の組織論やマーケティング論までも進化論的な視点から議論することができる。進化論が浸透していない分野の人ほど、この一冊から得られる洞察や知的インパクトは大きいだろう。世界の見え方が変わるはずの一冊だ。2018/06/13

hannah

3
年末から読み始めてようやく読了。どの研究者の話もすごく面白くてワクワクが止まらなかった。進化人類学と進化心理学の違いは結局いまいちよく分からず、、2020/01/16

ぽん教授(非実在系)

3
アラカルトに様々なテーマを扱っているので、進化心理学の射程範囲の広さを知ることに向いている。中国人学生向けに米中の著名な学者が執筆したものだが、山岸俊男や長谷川寿一といった日本人研究者も出てくる。ジェフリー・ミラーの研究者になることを意識したアドバイスは他の分野の研究者も得るものが多いと思う。2019/08/08

ナカ

2
従来とは異なる視点からアプローチして研究を進めることは刺激的であると同時に、批判の対象ともなりやすい。進化論を根底に置くことで人間行動や心理をうまく説明できることの面白さに駆られ、理論が甘いままに主張が先行しがちな文面も見受けられたが、これが批判の対象となる原因でもあると感じた。ただし後半ではこういったこの分野の研究が陥りがちな問題に注意を促す研究者もいた。2021/08/01

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