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内容説明
人間がその生活の本質にしているコミュニケーションは、今日のインターネット時代、「巨大なスモールワールド」に接続されている。リーディングコンシューマー、アーリーアダプターなど消費者の類型と、それらが織りなすネットワークの形に、実際の社会調査と数値モデルの両面から迫る。ほとんど世界大にひろがる商品やサービスについてのクチコミのネットワークは、意外なほど数すくない「結節点」で結ばれているのではないか。これからの消費と普及を考えるサービスイノベーションの研究の最前線、実践のヒントにもあふれた待望の書。
目次
第1部 ソーシャル・ネットワークと対人コミュニケーション(消費者行動予測の入り口としての対人コミュニケーション;研究の道具だてと方向性)
第2部 クチコミを計量する―スノーボール調査と消費者行動のモデル(消費者行動とクチコミ;クチコミ行動をモデル化する;スノーボール調査によるクチコミ行動の実証)
第3部 消費者行動はネットワークの網のなかで生じる(ソーシャル・ネットワークをとらえる;消費者行動を予測する普及シミュレーション;クチコミとネットワークからサービスイノベーション研究へ)
著者等紹介
池田謙一[イケダケンイチ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授(社会心理学研究室)、博士(社会心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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