出版社内容情報
都会的でエレガント、人目もはばからず涙を流し、手先も器用で、神経が細かくストレスで死にそう……伝説の男の素顔は意外なものばか
内容説明
物腰が優雅でスマート、この上なく男前。計算が得意で経済に明るく実務能力も高い。人目をはばからず涙を流し、人の好き嫌いが激しく、神経がこまやかでストレスに悩まされる…。徳川将軍から祇園の芸妓まであらゆる人々の証言を読み込み、西郷をめぐる七つの謎を解きながら“大西郷”の実態を活写。数々の新視角を世に問うてきたトップランナーによる、誰にも書けなかった西郷論!
目次
第1章 なぜ西郷は愛されてきたのか(現代に至る人気と評価の移り変わり;西郷を特別の存在たらしめたもの ほか)
第2章 残された七つの“謎”を解く―西郷にまつわる大小の謎(なぜ早い段階で自決しなかったのか;なぜ商人肌の人物を嫌ったのか ほか)
第3章 何が西郷を押し上げたのか(薩摩藩の置かれた地理的条件;朝幕双方と特別な関係に入ったこと ほか)
第4章 西郷の人格と周囲のライバルたち(世間が抱くイメージと実態の落差;西郷と立場を異にするようになった人々 ほか)
第5章 なぜ自滅したのか(なぜ過激な言論を吐くようになったのか;知られざる西南戦争の実態)
著者等紹介
家近良樹[イエチカヨシキ]
1950年、大分県生まれ。歴史学者。専門は幕末維新史。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大博士。長く大阪経済大学で教え、現在同大客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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